須田二郎 木の器


須田二郎展 「木の器 」
 
2017年11月22日[水] – 12月4日[月] |11:00 – 19:00|11月28日[火] 休み
8度目となるOUTBOUNDでの展覧会に向け、今回も須田二郎氏に言葉を寄せて頂きました。
「木は森の主人で、生きものを養い、土を肥やし、水をたくわえ、地に根を張り、そこに佇む。
その森の主をぶった切り、うつわにしてしまうからには、それ相応の料簡というものが必要だ。
有名に成りたい、金が欲しいと自分の事ばかり考えている様では、山の神の罰が当たろうというものだ。
木のうつわを挽くには大きな心が必要だ。
森は木や草やコケ、虫や鳥や獣が有機的に関係し曼荼羅を作っている。その曼荼羅を知る事が大きな心だ。
与える時は優しく、奪い去る時は激しく、が自然のならいだ。都会の人は自分の命が自然から与えられ、そして奪われる事さえも忘れている。その諚を知る事も大きな心だ。
木のうつわを見たら想像して欲しい。
その木は青空に枝を伸ばし、屹立していたのだと。」
一貫した姿勢で木を活かす事に注力する氏の姿を、是非ご覧下さい。
須田二郎氏 在廊予定日|11月22,23日
*今回は器の製作に専念して頂く為、カトラリーの出品予定はございません事をご容赦下さい。