『Tara Booksのハンドメイドブックプロジェクトを語る』C.アルムガム×小林和人

『Tara Books のハンドメイドブックプロジェクトを語る』C.アルムガム × 小林 和人
東京都現代美術館で開催予定のTOKYO ART BOOK FAIRにて、店主 小林がタラブックスの制作部門責任者のC.アルムガムさんと対談致します。
会場:東京都現代美術館  B2F 東京都江東区三好4 -1- 1
日時:7月15日(月/祝)11:30 – 12:45 (受付開始11:15)

登壇者:
C.アルムガム(Tara Books 制作部門責任者/ AMMスクリーンズ代表)
小林和人(Roundabout/ outbound)
モデレーター:
齋藤名穂(建築家/ デザイナー)
入場料: 1,000円 ※チケット予約制
ご予約はこちらより:http://ptix.at/IpMJ0f (※外部サイトに切り替わります)
※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。

南インド、チェンナイにある独立系出版社「Tara Books(タラ・ブックス)」。シルクスクリーンで印刷され、手作業で丁寧に綴じられた彼らの美しい本は、日本はもちろんのこと、世界中の老若男女に愛されています。高いクオリティを保ちながら手頃な価格で多くの読者が手にとれるよう常に彼らは挑戦し、アーティストブックを手がけるパイオニアとして活躍してきました。今回のトークでは、Tara Books 制作部門の責任者C.アルムガム氏が登壇。多くのアーティストや出版社が集うTOKYO ART BOOK FAIRという場にふさわしく、印刷や製本のプロセスのみならず、いかにして工房が適切な方法で運営され、どのような挑戦がプロジェクトを稼働するために必要なのかを作り手として語ります。また同じくゲストとして、過去にTara Booksの展示やトークイベントを自身のスペースで開催し、C.アルムガム氏とも親交の深い小林和人氏、モデレーターにはTara Booksの展示デザインを手がけ、自身も同出版社より本を刊行した経験もある建築家/ デザイナーの齋藤名穂氏をお招きします。
 
登壇者プロフィール:
C.アルムガム  C. Arumugam
Tara Booksの制作部門の責任者/ 印刷・製本工房AMMスクリーンズ代表。南インド、カラペットの農家に生まれ、チェンナイの学校で音楽や演劇、政治を学ぶ。劇場で働いた後、友人たちと立ち上げた印刷工房への名刺印刷の依頼をきっかけに、ギータ・ウォルフ氏と知り合う。タラブックスの最初のハンドメイド絵本『はらぺこライオン』(1995年)からシルクスクリーン印刷を担当。それを機にタラブックスの印刷製本工房、AMMスクリーンズを設立。タラブックスの出版物すべての製作を指揮している。3人で始まった工房も、現在は26人の大所帯。この人の力なくしてタラブックスのハンドメイド絵本は成り立たないというくらい重要な存在。通称「ミスターA」。
小林 和人  Kazuto Kobayashi
代々木上原にて代国内外の生活用品を扱う店Roundabout(ラウンダバウト)を、吉祥寺にて物がもたらす作用に着目する場所OUTBOUND(アウトバウンド)を展開。Tara Booksの『The Night Life of Trees』の日本語版である『夜の木』(タムラ堂)が出版された2012年より、同店にて大判シルクスクリーン展を毎年開催している。新聞や雑誌等での執筆や、京都の町家ホテル「四季十楽」の家具選定をはじめとしたスタイリング業務も手掛ける。著書に『あたらしい日用品』(マイナビ)、『「生活工芸」の時代』(共著、新潮社)がある。instagram: @kazutokobayashi
 
モデレーター プロフィール:
齋藤名穂  Nao Saito
建築家/ デザイナー。UNI DESIGN主宰。「建築空間を、五感や個人の空間の記憶を頼りにデザインする」をテーマに、美術館の展覧会デザインから住宅設計や公共空間の家具のデザインなど幅広く活動。最近の主な仕事に「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展、「世界を変える美しい絵本 インド・タラブックスの挑戦」展の会場デザイン(Eurekaと共同設計)や庭園美術館のウェルカムルームのための「さわる小さな庭園美術館」など。タラブックス刊『TRAVELS THROUGH SOUTH INDIAN KITCHENS』(日本語版:ブルーシープ刊『南インド キッチンの旅』)著者。