福井守|内に潜む輪郭

福井守|内に潜む輪郭

2024年9月28日[土]– 10月14日[月]|11:00 – 19:00|1日,8日[火]休み
福井守氏 在廊予定:9月28日

様々な樹木との偶発的な関わりを基に制作に取り組む、福井守氏。
節や洞、流れといった木々ごとの固有性を注意深く観察し、それらを起点に刃物を入れる氏は、自らを調整弁の様な役割だと述べます。
その時、木を削るという行為は能動なのか、あるいは削る対象である木に応答する受動なのか。ともするとそれは、双方が重なり合う状態であるといえるかもしれません。
深く立ち入ることで立ち現れてくる、内に潜む線。それを見落とさず掬い出すことで生まれる形。
作り手と素材とのやりとりの深度をご覧頂けましたら幸いです。