2014/11/11 21:00
須田二郎展 「木の器 」
2014年11月19日[水] – 11月24日[月] 11:00 – 19:00|会期中無休
須田二郎さんの木の器の展覧会も、今年で5回目となりました。
桜や楢、樫などを素材とした定番のボウルや皿、カトラリー類に加え、
今回は木に出来た洞ろな部分を活かした花器等も登場致します。
自然が生みだす姿と、人の手がもたらす形とのせめぎ合いを、是非ご覧下さい。
須田二郎氏 在廊予定日 19,22,23,他
関連企画
「森からはじまる器づくり」
須田二郎さんによるお話会
日時/11月22日(土)20:00 – 21:30 参加費/1000円 定員/20名
会場・お申込先/OUTBOUND 0422-27-7720 reservationwindow ◎ gmail.com ◎ →@
18:00
工芸青花|刊行記念トーク 小林和人+森岡督行+菅野康晴
日程:11月12日(水)20時〜21時(開場19時45分)
場所:LAB & Kitchen 東京都千代田区神田小川町3−6−8伸幸ビル6階 map
『工芸青花』ウェブサイト http://www.kogei-seika.jp/
2014/11/4 10:00
「生活工芸」の時代|トーク【名古屋編】 「クオリティと作用について」 小林和人 × 鞍田崇
OUTBOUND/Roundabout 店主 小林が寄稿致しました書籍 『「生活工芸」の時代』の出版に関連したトークイベントが、名古屋の二つの会場にて開催されます。名古屋芸術大学で行われる「クオリティについて」 の回は申し込み不要です。お近くの方は是非ご来場下さい。
以下の文章は、このイベントを企画された鞍田崇さんによるトーク趣旨です。
「20世紀という重く大きな時代が終わり、新しい世紀が訪れた、ちょうどその頃に始まる話です。この10数年を、僕たちは「生活工芸」の時代と呼んでみることにしました。そう呼んでみることで、いま自分たちが生きている時代をすこし突きはなし、俯瞰してみようと思いました。
たまたまそうだったのか。なにか必然的なことがあったのか。まだ近すぎてよくわからないことがたくさんあります。たくさんあるけれども、こうして 言葉にとどめることで、自分たちが共有しているものの輪郭をたどり、それを次の時代につなげていくこと。それが『「生活工芸」の時代』のねらい。そうして できたのは、答えではなく、問いかけの本でした。ここからまた議論がはじまる、そういう本。そういう本であってほしいと願ってトークをします。 」
「名古屋編は、Roundabout / OUTBOUND店主の小林和人さんと鞍田崇の二人が話し手をつとめ、大学と街場、二つの会場で「生活工芸」の時代のモノの「クオリティと作用について」考えます。
手がかりは、『「生活工芸」の時代』に寄稿された小林さんの文章。そのなかで、小林さんは、工芸特有の美意識である「用の美」を問い直し、「用」 の世界に「機能」と「作用」の二つを指摘されています。機能は「目に見える具体的な」側面、作用は「目に見えない抽象的な」側面です。機能におさまらない 作用があればこそ、この間の「生活工芸」のブームもあったかと思うのですが、おうおうにして、それは「癒し」というコトバで片づけられがち。でも、そこを もっと掘り下げたい。それが今回のテーマのひとつ。でも、このことは、機能はもちろんのこと、「よいもの」を求め選ぶことと一体の事柄でもあるはずです。 では、いま求められるモノの「クオリティ」とはなんなのか。それがもうひとつ。
人々は、いや何よりも僕たちは、いまモノに何を期待し、何を求めているのか。いま、そしてこれからのほんとうに必要なモノのあり方をいっしょに考える機会になればと思っています。 」
【PART1】
「クオリティについて」
日 時/11月7日(金) 13:10-16:20
場 所/名古屋芸術大学 西キャンパスA棟 202教室
料 金/無料
定 員/100名(申し込み不要)
◎お問合せ
名古屋芸術大学デザイン学部 水内智英
T/ 0568-24-0350(内477) M/ mizuuchi@nua.ac.jp
愛知県北名古屋市徳重西沼65
*名鉄犬山線「徳重・名古屋芸大駅」から徒歩15分
*アクセス http://www.nua.ac.jp/access/access.html
【PART2】
「作用について」
日 時/11月7日(金) 19:30-21:30
場 所/TAiGA
料 金/1,000円(ドリンク付き)
定 員/25名(お蔭様で満席になりました)
◎会場
TAiGA
名古屋市千種区東山通り5-19 カメダビル2階B号室
*地下鉄東山線「東山公園駅」から徒歩1分
*アクセス http://www.taiga-p.com/pineapple1/
2014/10/23 06:00
H.P.E. 谷由起子の仕事 ラオス少数民族との布づくり
2014年10月29日 水曜 - 11月17日 月曜 11月4日,11日 火曜 休み 11:00 19:00
ラオス北部のルアンナムターにて、手仕事の組織 H.P.E.を主宰し、
レンテン族や黒タイ族、カム族といった少数民族の人々と共に、
彼らの素朴かつ高度な技術を活かした布づくりに取り組む、谷由起子氏。
綿花の種を撒く事から、紡ぎ、織り、縫うまで全てを手で行う木綿の品々、
昔ながらの養蚕と原始的な糸引きによって生み出された糸を用いた絹織物、
鉈で蔓から繊維を取り出し、脛を使い縒りをかけた葛糸による細かな編み物、
その他、民族服に着想を得た衣服を作るMITTANのロングシャツ3サイズを
お好みのH.P.E.の生地でオーダー頂く為のサンプルも登場致します。
また、店主の小林がこれまで現地で撮影した製作風景の写真も展示致します。
急激な変化の直中にある現地では、地道な営みは日々消えつつあります。
今回の展覧会は、谷氏の仕事の集大成に位置づけられるかもしれません。
多くの皆様にご覧頂ける事を願っております。
谷由起子氏 在廊予定日 10月29日, 11月1,2,3日他
関連企画
「少数民族の暮らしと手仕事 | 樫永真佐夫先生をお迎えして」
国立民族学博物館に在籍し東南アジア民族学の研究を続ける
樫永真佐夫先生をゲストに、映像とお話の会を致します。
日時/11月1日(土)20:00 – 22:00 参加費/1000円 定員/ 45名
場所/ 特設会場 武蔵野市吉祥寺南町1-6-7-3F
(オリックスレンタカーのビル、姉妹店Roundaboutの上階)
お申込先/OUTBOUND 0422-27-7720 reservationwindow ◎ gmail.com ◎ →@
2014/10/3 20:00
佐藤阡朗|小髙千繪 二人展
2014年10月18日[土] – 10月27日[月] 11:00 – 19:00|21日[火] 休み
1965年に漆の道に入り、以来、50年近くの間、
漆工の道を邁進し続けてきた木曽平沢の佐藤阡朗氏と、
磁器制作を通じ、師と仰ぐ佐藤氏の教えを実践する小髙千繪氏、
厳しさの中に身を置く両者の手が生み出す品々を、是非ご覧下さい。
佐藤阡朗氏 在廊予定日 18,19,24,25,26,27
小髙千繪氏 在廊予定日 18,19,他
関連企画
「手が産業、暮らしが労働」
佐藤阡朗さんによるお話会
日時/10月25日(土)19:30 – 21:00 参加費/1000円 定員/25名
お申込先/OUTBOUND 0422-27-7720 reservationwindow ◎ gmail.com ◎ →@
2014/9/18 20:00
「等価」展 〜 三万円で買えるもの 〜
人々の価値観が多様化し、豊かさの在り方の細分化が進む現在、敢えて「ものの価値」に焦点を絞り、それを「貨幣価値」という評価軸で切り取った時、そこにはどれだけの「等価」のバリエーションが広がっているだろうか?
2014/9/1 08:00
山崎大造 竹籠展「生きている竹」
2014年9月6日[土] – 9月15日[月] 11:00 – 19:00|9日[火] 休み
生き物である竹は、季節や月の満ち引き等が適切な伐採の時機に大きく関係するといいます。
高知で竹籠製作に取り組む山崎大造氏は、自然の摂理に則ったタイミングを見極め、
自ら山で竹を伐り、青々とした状態のまま捌き、その性質を生かした形に編み上げていきます。
東京での初個展となる今回の展覧会では、日常使いの為の様々な用途の笊籠が登場致します。
野趣と繊細さを併せ持つ作り手の仕事を、是非ご覧下さい。
山崎大造氏 在廊予定日 6日, 7日
2014/8/10 08:00
「用の図と地 Ⅱ」 熊谷幸治|渡辺遼|冨沢恭子 三人展
2014年8月20日(水)- 9月5日(金)11:00 – 19:00
夏期休暇|8月25日(月)・26日(火)・27日(水)
*9月2日(火)は営業致します。
一枚の紙に描かれた「図」と、背景である「地」が
受け手の焦点の当て方によって反転するのと同様に、
一つの物に与えられた「目に見える具体的な機能」と
その余白がもたらす「目に見えない抽象的な作用」は、
使い手の関わり方次第で主従逆転し得る
相即不離の関係にあるのかもしれません。
三者が描き出す「用」の在り方を、今年も是非ご覧下さい。
2014/8/9 08:00
誠に勝手ながら下記の日程にてお休みを頂きます。
ご理解賜ります様、お願い申し上げます。
8月25日(月)・26日(火)・27日(水)
*上記期間中も8月26日(火)の定休日以外はRoundaboutのみ営業致します。
*翌週の9月2日(火)は営業致します。
2014/7/19 08:00
辻野剛 + fresco “Vases”
2014年7月26日[土] - 8月11日[月] 11:00 - 19:00 | 7月29日, 8月5日 [火] 休
大阪府和泉市を拠点に活動を続けるガラス作家の辻野剛氏と、
彼が主宰する「fresco」の展覧会を開催致します。
三度目となる今回は「花を生ける器」を軸とした様々な作品が登場致します。
夏の草花の瑞々しさと響き合う吹きガラスの涼やかな世界を、是非ご覧下さい。
辻野剛氏在廊予定日 : 7月26日
http://www.studio-fresco.com/
http://ricordo201.com/
2014/7/1 08:00
あたらしい日用品 展
2014年7月5日[土] – 18日[金] 12:00-19:00 [最終日は18:00まで] 16日[水] 休
御堂筋線の淀屋橋駅近くに建つ昭和2年竣工の芝川ビル内に所在する、
ガラス作家の辻野剛さんのショップ「RICORDO(リカルド)」にて、
Roundabout と OUTBOUND の物選びを紹介する展示を開催致します。
2011年に刊行された『あたらしい日用品 timeless, self-evident 』
にてご紹介した品々も多数登場する予定です。
皆様のご来場をお待ちしております。
小林在廊予定日:5日, 6日
RICORDO
大阪市中央区伏見町3-3-3 芝川ビル 201号室
TEL: 06-6210-3959
http://ricordo201.com
https://www.facebook.com/ricordo201
2014/6/5 19:00
あたらしい日用品 展
2014年6月7日[土]-15日[日]13:00-19:00 期間中無休
福岡の薬院駅近くのマンションの一室にあるギャラリー「望雲」にて、
Roundabout と OUTBOUND の物選びを紹介する展示を開催致します。
2011年に刊行された『あたらしい日用品 timeless, self-evident 』
にてご紹介した品々も多数登場する予定です。
皆様のご来場をお待ちしております。
【期間中イベント】
カピン珈琲 移動喫茶室 於:307号室
6月7日[土]13:00-19:00 ・6月8日[日]13:00-16:00
天然酵母あず実のパンと三松堂の餡子によるあんぱんをコーヒーとともに提供します。
望雲
福岡市中央区渡辺通2-3-27待鳥ビル507号室
TEL: 092-733-1135
http://bouun.shop-pro.jp/
2014/4/13 22:00
MOBLEY WORKS “Mirrors & Frames”
2014年4月19日(土)- 5月12日(月) 4月22日,29日 休 11:00 – 19:00
神奈川県相模原市に工房を構え、店舗や住宅の家具製作を請け負うモーブレーワークスの鰤岡力也氏による、古材を使った鏡と額の展覧会を開催致します。アメリカの納屋の壁材や農場の柵、体育館の床材等が、経年変化した表情を部分的に残しながら新たな姿に生まれ変わる様を、是非ご覧下さい。
会期中はインドのハンドメイドの絵本『夜の木』に登場する木の大判シルクスクリーン作品も登場します。
鰤岡力也氏在廊日 4月19日, 26日, 5月12日
展覧会初日のみ、MOBLEY WORKSと共に店舗を展開する、ひなた焼菓子店による焼菓子も店頭に並びます。
MOBLEY WORKS http://www.mobley-works.com/
ひなた焼菓子店 http://hinatayakikasiten.com/
2014/3/13 12:00
森岡督行×小林和人
「 “店舗分離派宣言”――これからの小商いについて考えよう 」
『荒野の古本屋』(晶文社)刊行記念
茅場町の古いビルに所在する森岡書店の店主である森岡督行さんの新刊『荒野の古本屋』の発売を記念したトークイベントに、Roundabout/OUTBOUNDの店主小林が登壇致します。
http://bookandbeer.com/blog/event/20140314_morioka/
出演 _
2014/1/3 13:00
数年前より構想しておりました、第1回「作用」展が昨年末、無事終了致しました。
2008年の開店以来、OUTBOUNDでは、“古賀充|EVIDENCE” (2009年3月)、
“渡辺遼|任意の形態” (2010年8月)、“熊谷幸治・冨沢恭子|土塊・毛玉”(2010年12月)、 “edition HORIZONTAL|multiple collection line by E&Y”(2011年5月)、
“井藤昌志|空ろな木 たましいのいれもの”(2012年12月)といった、具体的な機能に捕われない
造形物やプロダクトを紹介する展覧会を企画・開催して参りました。
2013年7月開催の展覧会、“熊谷幸治・渡辺遼・冨沢恭子|用の図と地”では、
「目に見える具体的な機能」と「目に見えない抽象的な作用」は、実は
「相反する様でいて実は不離一体の関係」であるのではないかという考えを投げ掛けました。
そして2013年12月、第1回目となる本展には、具体的な機能を持った道具の製作を日常的に行う、
主に工芸の分野を中心に活動する11名の作り手が参加し、
見立ての余白を大きく取った抽象度の高い作品を発表、一般的に「オブジェ」と呼ばれるこれらの造形物の意味合いを改めて掘り下げる試みとなりました。
会期中は工芸・デザイン関係者をはじめとした多くの方々にご来場頂き、ささやかながらも確かな議論の種を蒔く事が出来たのではないかと自負しております。
ご来場頂いた皆様には厚くお礼申し上げます。
展覧会は一旦終了致しましたが、好評につき1月8日から1月20日までの間、
展示内容の大部分を残して引き続きご覧頂ける事となりました。
まだ足をお運び頂いていない方は勿論、
既にご来場頂いた方にも改めてゆっくりご覧頂ける機会となりましたら幸いです。
引き続き、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
OUTBOUND 店主 小林 和人