Shiori Mukai Textile + MITTAN “Blur and Bleed”


Shiori Mukai Textile + MITTAN  “Blur and Bleed”
2020年3月20日[金] – 3月29日[日]|11:00 – 19:00|24日[火]休
インドの北西部、グジャラート州カッチ地方の伝統的木版プリントの工房「Sufiyan Ismail Khatri」に所属する、向井詩織氏による1点物の染め布の展覧会を開催致します。美大でグラフィックデザインを学んでいた彼女は、中退後の旅でインドの手仕事の布の魅力に心打たれ、帰国後にテキスタイル専攻に編入、在学中から卒業後にかけてカッチに通い続けて現場の技術を学び、昨年からは正式に契約を交わした職人としての工房の仕事と、個人の作品制作を並行して取り組んでいます。擦れや滲み、そして幾何学模様の解体と再構築をはじめ、アジュラック作りの常識を時に逸脱する大胆な作品は新たな可能性を予感させます。
併せて、昨年の秋に向井氏の親方でもあるSufiyan氏と同世代同士の邂逅を果たした三谷武氏による、MITTANの衣服も数多く並びます。
伝統に敬意を払いつつ、革新を厭わない二者の響き合いを、是非ご覧下さい。
向井詩織氏 在廊予定日 20日,21日
Shiori Mukai Textile  https://www.instagram.com/shiorimukaitextile/
MITTAN http://mittan.asia/

藤村亮太展 “Utsuwa Montage”


藤村亮太展 “Utsuwa Montage”
Ryota Fujimura Exhibition
2020年2月22日 [土] – 3月9 [月]|11:00 – 19:00|2月25日,3月3日[火]休み
藤村亮太氏による、「器」の展覧会を開催致します。
土を掘るでも仕入れるでもなく、彼が素材とするのは、役割を終えて手放された、或いは大量生産された陶磁器です。
形の構成要素として採取されたそれらは、孔を穿たれ積み重なり、施釉と再焼成を経て、新たな器へと姿を変えます。
陶磁器を再焼成/再燃焼させる手法は、美術家の松井利夫氏によるプロジェクト「サイネンショー」への参加に端を発すると彼は言います。
当初は、世に器が溢れ過ぎている状況の中で循環を問い直す意味もあったという藤村氏の制作動機は、次第に再構築という行為そのものの興味へと移行してきている様に思えます。
古いレコードからサンプリングしたフレーズを反復したり組み替える、ヒップホップの楽曲制作を連想させる彼の「器」作りは、ある意味で主従のない呼び継ぎともいえるかもしれません。
偶然が引き寄せた素材から生みだされる新しい形の必然を、ご覧頂けましたら幸いです。
藤村亮太氏 在廊予定日 2月22日,23日,3月8日
https://www.instagram.com/ryotafujimura/?hl=ja
花生け|上野雄次氏
https://www.instagram.com/ug_ueno/?hl=ja
 

青花の会 工芸祭2020 参加のお知らせ

 
青花の会 工芸祭2020
日時|2月14日(金)17-20時 *青花会員と御同伴者1名のみ
2月15日(土)11-20時
2月16日(日)11-17時
会場|BOOTLEG gallery
東京都新宿区改代町40(神楽坂/江戸川橋)
見料|500円 *青花会員は無料
 
主題|「生活工芸」以後の工芸
監修|松本武明(ギャラリーうつわノート)
山内彩子(Gallery SU)
出展|翫粋(京都)
ギャラリーうつわノート(埼玉)
水犀(東京)
cite’(広島)
GALLERY crossing(岐阜)
Gallery NAO MASAKI(愛知)
Gallery SU(東京)
NOTA_SHOP(滋賀)
OUTBOUND(東京)
pragmata(東京)
SHOP & GALLERY YDS(京都)
toripie(京都/大阪)
主催|新潮社青花の会
https://www.kogei-seika.jp

OUTBOUND 出展詳細
主題|献身としての「気晴らし」
出品|東亨(1988年生れ/金属/大阪) 伊藤敦子(1960年生れ/装身具/神奈川) 木下宝(1970年生れ/ガラス/富山) 熊谷幸治(1978年生れ/土/山梨) 鮫島陽(1995年生れ/陶/愛知) 谷口聡子(1976年生れ/編み/東京) 冨沢恭子(1979年生れ/柿渋染/東京) 芳賀龍一(1984年生れ/陶/栃木) 福井守(1985年生れ/木/兵庫) 藤崎均(1972年生れ/木/神奈川) 藤村亮太(1981年生れ/陶/神奈川) ますみえりこ(1971年生れ/からむし/埼玉) 森田春菜(1981年生れ/陶/東京) 横内みえ(1982年生れ/漆/山梨) 渡部萌(1996年/蔓・樹皮/東京)

「Forest shoemaker」


「Forest shoemaker」
2020年1月25日 [土] – 2020年2月10 [月]|11:00 – 19:00|1月28日,2月4日[火]休み
長野県北安曇野郡に拠点を移して6年、築150年の住居兼工房を少しづつ整えながら製作に取り組むうち、靴づくりの考えに新たな広がりが生まれ始めてきたという、松下宏樹さんと彩さん。
紐で締めてしっかりと足を保持するというフォレストシューメーカーの根本は変わらずに、それだけに囚われない靴の在り方を形にしたいという想いが、ようやく実りました。
今回の展示受注会にて初めて登場する“y shoes”は、気負わず履ける柔らかなスリッポンタイプの靴です。会場にてお試し頂けましたら幸いです。
*今回の展示期間中に御注文頂きました靴のお渡し時期は、2020年10月以降を予定しております。
松下さん在廊予定  *1/25更新
1月25日[土],26日[日] 松下宏樹さん
2月8日[土],9日[日] 松下 彩さん
http://www.forestshoes.com/
https://www.instagram.com/forestshoemaker/ 

臨時営業と年末年始のお知らせ / Year-end and New Year Holiday

臨時営業日と年末年始のお休みにつきまして、下記の通りお知らせ致します。

臨時営業  2019年12月24日(火)*振替のお休みはございません。

Every Tuesday is a regular holiday, but we will open specially on 24th December.

冬期休業  2019年12月30日(月) – 2020年1月3日(金)

Our year-end and new year holidays are from 30th December  – 3rd January.

本年も皆様には大変お世話になりました。

来年も変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い致します。

Roundabout / OUTBOUND 店主

第7回「作用」展

第7回「作用」展

2019年12月18日 [水] – 2020年1月20 [月]|11:00 – 19:00|定休日 1月7日,14日 [火]

臨時営業 12月24日 [火] |年末年始休業 12月30日 – 1月3日

各々の素材が孕む性質に耳を澄まし、成らんとする姿への途を探り、

時に水先の役を担い、或いは導かれるまま委ね、

主と従の潮目を漂いながら移ろう、

その軌跡たる造形物の展覧会を開催致します。

具体的な機能を付与する「道具(どうぐ)」に対して、

本展に於いて「標具(ひょうぐ)」と呼ぶこれら抽象的な品を通じ、

情緒的な反応をもたらす「作用」について問う場となりましたら幸いです。

参加作家

東 亨 伊藤 敦子 金森 正起 木下 宝 熊谷 幸治 鮫島 陽

須田 二郎 谷口 聡子 冨沢 恭子 森田 春菜 ハタノ ワタル 芳賀 龍一

   伴 哲生    福井 守 藤崎 均 藤村 亮太 ますみ えりこ

山崎 大造   渡辺 隆之   渡部 萌   渡辺 遼

 
 

Maki Textile Studio | ganga「暮らしを紡ぐ」


Maki Textile Studio | ganga「暮らしを紡ぐ」                                               Photo: Chiaki Maki
2019年12月7日[土] – 12月16日[月] | 11:00 – 19:00 | 10日 [火] 休
北インドのヒマラヤ山麓のganga+makiの工房より、真木千秋さんよりお便りが届きました。
「今年も実用の布をつくっていますが、このごろは用途に縛られず、自由に糸を選び、その糸の欲するままに織りたい…、という気持ちから始まった新しい制作にも取り組んでいます。道具を使わずに繭からずり出した生糸を草木で染め、予期できない糸と糸の重なりで生まれる造形への憧れに突き動かされながら織っています」
木藍の青、木藍と柘榴を重ねた深緑、インド夜香木の黄色、茜のオレンジ、ラックのピンク、ログウッドの紫、無染色の生成りやグレーなど、土地の恵みから生まれる豊かな色とともに、1点物の裂から定番の製品まで、暮らしを暖かく彩る布が登場いたします。
その手触りと暖かさを、今年も是非お確かめ下さい。
真木千秋さん在廊予定 12月8日夕刻より
 
関連企画「ganga工房の日々 」真木千秋さんと田中ぱるばさんによる映像とお話の会
日時/12月8日(日)20:00 ­- 21:30  参加費/1000円 定員/20名
会場/OUTBOUND 武蔵野市吉祥寺本町2-7-4-101
申込先/OUTBOUND  0422­-27-­7720 reservationwindow◎gmail.com ◎→@
 
 
 

MAROBAYA 衣服と布


MAROBAYA 衣服と布
2019年11月23日[土] – 2019年12月2日[月]|11:00-19:00|26日[火]休み
柔らかな触り心地の編み地を広げると、それがTシャツであったり、
程よい風合いの晒しが、実は長袖のシャツだったり、
何やら決して裏切らない気配を醸し出す平織りの布が、
手拭いやバスタオルだったりしたら、まことに良いではありませんか。
MAROBAYAの衣服や布製品は「かくあるべし」のこだわりの沼を慎重に回避し、
「なんとなく」の精度をひたすら磨く事に注力し続けている様に思えるのです。
OUTBOUND 店主 小林和人




 

須田二郎展「木の器 」*器とカトラリーが一旦完売しました。


須田二郎展「木の器 」
2019年11月13日[水] – 2019年11月22日[金]|11:00 – 19:00|19日火曜休
*器とカトラリーが一旦完売しました。
18日夕方までに器と木ベラが少量入荷する予定です。
 
須田二郎さんに、愛読書について尋ねる機会がありました。
 
後日、撮影用の器と共に送られてきたのは、勝負師の心得的な一冊。
さっそく読み進めると、ある一節に目が留まりました。
 
「自然から何かを取りだすように」。
 
須田さんの器作りの本質を言い表すかの様な言葉に、深く頷きました。
 
宅地造成の為に伐採された木や、森から間引かれた木など、
都度、手に入った木の中に潜んだ形を探りあて、「取りだす」。
 
水気を含んだままの生木が、削られて乾燥するにつれ歪んでいく、
その自然な働きに抗わず、木が動こうとする姿に委ねる。
 
熟練の産婆のような須田さんの仕事を、ご覧頂けましたら幸いです。
 
須田二郎さん 在廊予定日 13日,16日,17日

台風19号の影響に伴う臨時休業等のお知らせ

台風19号の影響を考慮し、12日の営業は取り止めとし、13日は13時より営業することに致します。ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。

Sufiyan Ismail Khatri + MITTAN “Keep it Today”

Sufiyan Ismail Khatri + MITTAN  “Keep it Today”
2019年10月12日[土] 13日[日]– 2019年10月27日[日]|11:00 – 19:00  *13日のみ13:00 – 19:00|15日,22日[火]休
*台風19号の影響を考慮し、12日の営業は取り止めとし、13日13時より営業することに致します。ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。
17世紀にインド北西部、グジャラート州のカッチに渡った染色の職人家系である“Khatri”は、藍や茜、柘榴やウコンといった天然染料を用いた木版プリントの染め布作りに代々携わってきました。
一時は干ばつによる河川の枯渇と植物への影響、そして化学染料の普及から完全に途絶えた伝統的な染めは、Siddique Mohanmmad Khatri氏やDr. Ismail氏らの尽力により復興されました。
此の度、新世代を代表する作り手のSufiyan Ismail Khatri氏による、現代アジュラックの展覧会をOUTBOUNDにて開催致します。
併せて、この夏にカッチを訪問し、Sufiyan氏と邂逅を果たした三谷武氏によるMITTANの衣服も数多く並びます。特別企画として、Sufiyan氏によるアジュラックをMITTANが仕立てた羽織も登場します。
共に日々研鑽し、今日を重ねる同世代の二人の作り手の響き合いを、是非ご覧下さい。
Sufiyan Ismail Khatri氏 在廊予定日 10/13
三谷武氏 在廊予定日 10/13,14
*台風19号の影響を考慮し、お二人の12日の在廊は取り止めと致しますことご了承ください。店は通常通り営業する予定です。
企画協力|CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS

ラジオエルメス|“ヴェロニク・ニシャニアンのABC-book”

エルメスが発信する一ヶ月限定のインターネットラジオ「ラジオエルメス」に、Roundabout/OUTBOUND 店主 小林が出演します。
以下のリンク先より、パソコンやスマートフォンにてお聴き頂けます。
https://www.radio-hermes.com
 
“ヴェロニク・ニシャニアンのABC-book” Q 雑貨のあとさき
#01 山田遊 x 小林和人
放送日 9/26(木) 16:00-17:00
以下、ラジオエルメスのHPより転載
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「雑貨」とは何なのだろうか?
日常生活に欠かせない道具、職人が作った工芸品、時にはガラクタ、そしてアート作品まで。
雑貨に魅了され続けるフリーランスのバイヤーとして世界を飛び回る山田遊さんと「Roundabout/OUTBOUND」店主の小林和人さんが、それぞれの視点から見た“モノ”の側面と大切にしたい“モノ”について語り合います。
SHARERESERVE
“ヴェロニク・ニシャニアンのABC-book”は、エルメスのメンズ部門のアーティスティック・ディレクターであるヴェロニク・ニシャニアンが、アルファベットの A to Zから連想する言葉をキーワードに制作した番組のシリーズ。
A=「Architecture/建築」、C=「Couleur/色」、I=「Innovation/イノベーション」など…。
それぞれの分野のエキスパートとともに、それぞれの言葉をもとに広がる世界を巡ります。
山田遊 バイヤー / 監修者
南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、methodを立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。店づくりを中心に、モノにまつわる様々な仕事を行っている。著書に「デザインとセンスで売れる ショップ成功のメソッド」がある。
小林和人 「Roundabout」「OUTBOUND」店主
代々木上原の生活用品店 Roundabout(ラウンダバウト)と吉祥寺のOUTBOUND(アウトバウンド)の店主。創業は1999年。スタイリングや執筆も手掛ける。近況はinstagram @kazutokobayashi にて発信。
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ラジオエルメス インターネットラジオ
2019年9月1日(日)~9月29日(日)
https://www.radio-hermes.com
 

福井 守 作品展


福井 守 作品展
2019年9月28日[土] – 10月7日[月] |11:00 – 19:00|10月1日[火]休み
篠山の山野を巡って拾い集めた、或いは人の縁を伝って辿り着いた、様々な樹木を素材とした制作に取り組む、福井守さんの展覧会を開催致します。
偶発的に出会った個々の素材から立ち昇る感覚に耳を澄まし、作る意味と意義を問い直す中で生まれた今回の作品を、是非ご覧ください。
会期中は、福井さんの伴侶である秋田友香さんによるpssst,sir(プスサァ)の衣服も併せて展示販売致します。
 
福井守さん 在廊予定日 9月28日
 
福井守さん ウェブサイト http://www.mamorufukui.com
pssst,sir ウェブサイト http://www.pssst-sir.com 

第二回「装身具」展

第二回「装身具」展

2019年9月14日 [土] – 2019年9月27 [金]|11:00 – 19:00|17日,24日 [火] 休み

古代より人々が身に付けてきた装身具。本能的な装飾欲求を満たす目的に加え、災厄の侵入を防ぐ結界として、或いは身分や帰属集団を表す記号、時には個人的な想いを運ぶ容れ物として、時代と共に様々な意味合いを帯びながら人類の歴史に密接に関わってきたこの存在を、改めて捉え直す展覧会を開催致します。
7名の作家によるそれぞれの解釈を、皆様にご覧頂けましたら幸いです。
参加作家
東亨 伊藤敦子 宇都宮檀 ますみえりこ 松浦由枝 丸山聡子 横内みえ
写真台座製作|須田二郎
 
 
 
 
 
 

『殴り合いの文化史 』(左右社)刊行記念対談 「思索の射程、知の体幹」樫永真佐夫(文化人類学者)× 佐伯誠(文筆家)

『殴り合いの文化史 』(左右社)刊行記念対談
「思索の射程、知の体幹」樫永真佐夫(文化人類学者)× 佐伯誠(文筆家)
ベトナムの黒タイの村落における文化人類学的な研究に携わる国立民族学博物館の教授であり、現役のボクサーでもある樫永真佐夫さんが、今年の春に『殴り合いの文化史 』を上梓されました。
古代より人々が熱狂し、或いは忌避してきた「拳で殴り合うこと」。本能と理性、習わし、気晴らし、名誉と不名誉、象徴性、物語性、未来への展望、といった様々な角度からこの根源的とも言える主題に向き合う同書からは、まるで絡み合う思考の枝葉がひとつの堅固な巨樹を形成するかの様な印象を受けます。
この度、姉妹店である代々木上原のラウンダバウトにて、この一冊を巡るトークイベントを開催致します。対談相手は、文筆家の佐伯誠さん。偶然にも、佐伯さんがかつて後援会に所属していたボクシングジムに、樫永さんが以前所属していたというご縁も不思議です。お二人による熱を帯びた対談を、是非ご観戦下さい。
 
場所:Roundabout / ラウンダバウト東京都渋谷区上原3-7-12 地下1階 03-6407-8892
日時:2019年9月12日[木]20:00-22:00(19:30開場 /12:00から20:00まで通常営業)
定員:30名 参加費:1500円
お申し込みはこちら