2023/11/14 11:00
samulo|jewelry exhibition 2023年11月18日[土] – 11月27日[月] |11:00 – 19:00|21日火曜休み samulo 宮本和昌氏 在廊予定日 11/18,19
長い時のなかで摩滅した銀貨、インド中東部オリッサに暮らすボンダの人々の装身具の欠片、ミャンマー最古の都市社会を形成したピュー王国時代の水晶、古代ローマ時代に加工されたガーネット、地中にて白化したカーネリアン、サハラ砂漠の踊り子達の護符、イエメンのユダヤ人銀細工師によるオールドシルバービーズなど、様々な土地の気配を帯びた要素から成る、samulo のジュエリーの展覧会をOUTBOUNDにて開催いたします。異なる時代の人々の手から生まれた素材同士の響き合いをどうぞお楽しみ下さい。
OUTBOUND 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-4-101 0422-27-7720
*今回はWEBとSNSのみでのご案内にて失礼いたします。
2023/10/24 11:00
MITTAN “なお着続ける服” 2023年10月28日[土]– 11月5日[日]|11:00 – 19:00|31日[火]休み
ブランド設立以来、定番品を継続的に生産する姿勢と、経年後の表情を見据えた素材選び、そして自社製品の修繕や染め直しなどを通し、愛着とともに長く着続けられる衣服のあり方を追求する、三谷武氏によるMITTANの製品を展示販売致します。
今回は、ウールシルクキャメル素材のゆったり目の半纏コートや半纏ブルゾン、やや厚地になったウールリバーコート厚、新型の圧縮ウールニットフードコートや中綿刺し子織羽織コートなど、今季初登場の羽織類が色々と登場します。また、ウルグアイセーターやベビーカシミアセーターに加え、新しいアルパカセーターなど、来たる冬を暖かく迎える品物が新作・定番問わず数多く揃います。
併せて、修繕と染め直しの取り組みに焦点を当てた、MITTANの思想を伝える書籍を販売いたします。
皆様にご覧頂けましたら幸いです。
*今回は、WEBとSNSのみでのご案内にて失礼いたします。
*MITTANの製品は弊店オンラインストアでもご紹介しております。
https://mendicus.com/collections/mittan
2023/9/29 16:00
成田久|皺襞しゅうへき の閾しきい 2023年10月7日[土]- 10月23日[月]|10,17 火休| 11:00-19:00
襞を寄せては、ひたすらミシンを走らせる。 その繰り返しにより、柔らかで平坦だった布は、次第に硬く陰影豊かな質感を帯びていく。
ありふれた素材への単純な操作の連続の末に生まれるこれらの衣や袋は、もはやありふれたところから最も遠い存在へと変容した姿として目の前に差し出される。
手をつねに動かしているかのような成田久氏を駆動し続けているのは、行為の集積が或る地点を超えた時にものが別次元へと移行する、その際目を探ることへの興味なのかもしれない。
成田久氏在廊予定: 10/7 11時-17時, 10/15 12時-19時, 10/22 12時-19時
2023/9/14 17:00
Atelier Autodidacts Anti-Algorithms マリの泥染布「Bogolan」の現代における伝承 2023年9月16日[土]- 10月2日[月]|19,26休|11:00 – 19:00
Atelier Autodidacts Anti-Algorithms (AAAA) は、詩情豊かな写真と確かな物質感が印象的な書籍で知られるBirgitta De Vos氏がクリエイティブ面でサポートする、西アフリカのマリ共和国の人々と共に立ち上げたブランドです。
アムステルダムを拠点に、マリの職人たちと市場を橋渡しするSamantha IJsbrandy氏をはじめ、複数の人々との協業により2019年よりこのプロジェクトは始まりました。
マリの伝統文化の象徴ともいえる、Bogolan(Bògòlanfini)と呼ばれる泥染めの布は、薬効成分のある土地の植物が染料として用いられています。そのため、狩猟や祭祀、女性の通過儀礼や出産直後などの際に身に纏い、危険や災いを吸収する「薬布」として受け継がれてきました。
AAAAによるボゴランは、綿花の摘み取りから始まり、手で紡いだ糸を地機で織り、染めには地元の草木と発酵させたニジェール川の川底の泥を用いる伝統的な手法によって生み出されています。
OUTBOUNDではこの度、AAAAによるボゴランのテキスタイルトーテムの展覧会を開催いたします。
伝統の息遣いと同時代的な感覚が共存する、現代における継承の在り方を、ご覧頂けましたら幸いです。
AAAA web site
2023/8/16 20:00
第六回「装身具」展 2023年8月26日 [土] – 9月11日[月]|11:00 – 19:00|8月29日,9月5日休み
古代より人々が身に付けてきた装身具。本能的な装飾欲求を満たす目的に加え、災厄の侵入を防ぐ結界として、或いは身分や帰属集団を表す記号、時には個人的な想いを運ぶ容れ物として、時代と共に様々な意味合いを帯びながら人類の歴史に密接に関わってきたこの存在を、改めて捉え直す展覧会を開催致します。 4名の作家によるそれぞれの解釈を、皆様にご覧頂けましたら幸いです。
参加作家伊藤敦子 ますみえりこ 丸山聡子 ノモトミサキ
2023/8/5 10:00
熊谷幸治|轆轤と轆轤以前
2023年8月11日[金] – 8月21日[月]| 11:00 – 19:00|15日[火]休
山梨の上野原にて土器作りに取り組む熊谷幸治氏の元を訪ね、目下の関心事を色々と伺いました。
轆轤に向かう時間は愉しみとして継続する一方、ここしばらくは、戦後ひと頃まで京都盆地の一部で残存していたという女性たちによるカワラケ(土師器皿)の製法解明に注力していたという熊谷氏。埋蔵文化にまつわる様々な資料に目を通しては、実際に手を動かし検証を続けた結果、作り手としてある確信を得たとのことです。
今回は、肘打ちや木製円盤を用いたその古式技法による碗や皿をはじめ、手捻りの大皿、板成形の薄皿、そして轆轤成形の壺や碗など、多様な製法からなる土器が並びます。
どんな形を作るかという問題以上に、どのように作られているかという、素材との関わり方そのものが物の印象を決定付けると考える、氏の試みに触れて頂けましたら幸いです。
2023/7/27 20:00
“tribe” 真夏のトライバルラグ
2023年7月29日 [土] – 8月7日 [月]|11:00 – 19:00|8月1日[火]休み
猛暑日が頻発する真夏の武蔵野にて、“tribe”の榊龍昭さんが蒐集する、敷物と袋物の展覧会を開催いたします。
トルクメンやバルーチ、タイマニといった西・中央アジアの遊牧民の人々によるラグの他、バーリシト(運搬や収納、クッションを兼ねた長方形の袋)やサドルバッグ等の小ぶりな袋物やその表皮が数多く登場します。
今回は、1990年代に榊さんがインドネシアで入手し、時を経て手元に舞い戻った絣布も十数点ほど並びます。
風土も技術も異なるそれぞれの染織文化の対比を、是非ご覧下さい。
下記リンクのオンラインストアにて、展示販売中の品物をご覧いただけます。
2023/7/4 22:00
石川硝子工藝舎 石川昌浩|抑して朗らかに吹く 2023年7月15日[土] – 7月24日[月]|11:00 – 19:00|18日[火]休
岡山県早島町にて石川硝子工藝舎を主宰する、石川昌浩氏の展覧会を開催いたします。
こと硝子においては、余計な事を極力控え、定番の型も卸し先も絞り、日々窯に向かって研鑽を積む質朴な工人である一方、いざ硝子以外となると、途端に余計とも思える事に心血を注ぐ好奇心の男と成る。
氏の中における堅実さと軽やかさの同居は、ともすれば相反する矛盾した態度として解釈される事もあるかもしれません。
しかし、山の多様な生態系が川を通じて海に滋養を与える様に、種々の試みや遊びは、硝子の仕事に養分として溶け込み、奥行きとなって現れているのではないでしょうか。
今回は定番以外にも、鉄パイプの内径を利用したG1.6シリーズや、そこから派生した特注の鉢、そして八角段重など、1000点を超える品々が並びます。
そのゆったりとした量感と伸びやかな造形に触れて頂けましたら幸いです。
石川昌浩氏在廊予定|15日
2023/6/23 16:00
studio fujino exhibition
2023年7月1日[土] -7月10日[月]|11:00-19:00|4日火曜休|
特注家具の分野で基礎を学んだのち渡伊、ミラノでデザイナー作品のプロトタイプ製作に携わり、帰国後は神奈川県相模原市の藤野にて幅広く木工の仕事に取り組む、studio fujinoの藤崎均さんの展覧会を開催いたします。
今回は、様々な樹種の輪花の木皿をはじめ、定番のカッティングボード、そして新作の丸深皿や楕円皿といったテーブルウェアを中心に、コンパクトな飾り棚や、端材と錫を合わせた幾何形体などの抽象的な品も登場いたします。皆様にご覧頂けましたら幸いです。
藤崎均氏在廊予定 1,2日
2023/6/5 15:00
「CALICO & MAKU 東西インドの織りと染めを巡る旅」
2023年6月7日[水] -6月26日[月]|11:00-19:00|13,20日火曜休|小林史恵氏在廊予定 7日
インド各地に息づく伝統技術や装束への敬意を基に、現代の生活に沿う布製品の継続的生産を展開する、小林史恵氏によるCALICO : the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS の衣服や生活の布、そして、Santanu Das氏によるMAKUの装いの品の展示販売の会をOUTBOUNDにて行います。
今回は、薄手のカディが涼やかなCALICOの定番のラージャスターンワンピースをはじめ、 Sufiyan Ismail Khatri氏の工房で染められたアジュラックを用いたソニドレスや新柄のはぎシャツ、ロールアップで表情を変えられるロンパンツ、MAKUからはバンダニ染めのシルクドレスや軽やかなジャムダニ織のコットンドレスなど、夏を快適に過ごす装いの品が色々と登場いたします。
皆さまのお越しをお待ちしております。
*SNSとWEBのみでの告知にて失礼致します。
2023/5/15 18:00
IFUJI展 “100 Boxes” 2023年5年20日[土] – 5月29日[月]|11:00 – 19:00|23日[火]休み 長野県松本市を拠点とする木工家の井藤昌志氏が主宰する、“IFUJI”の木製品の展示販売会を開催致します。 定番のサクラ、カエデの草木染めや三度黒など、オーバルボックスの様々なバリエーションを軸に、新作のイタリアンスクエアプレートをはじめとしたテーブルウェアも数多く登場します。 皆様のお越しをお待ちしております。
2023/5/9 17:00
「AREA81 handmade shoes 革のサンダル展示受注会」
2023年5月12日[金]-15日[月] 11:00-19:00
ハンドメイドの靴工房、AREA81 handmade shoesによる、革のサンダルの展示受注会をOUTBOUNDにて開催いたします。 デザイン、サイズ、仕様違いで約50足のサンプルからご試着頂き、その場で足を計測、調整内容を検討し、広島の工房にてお作りします。 昨年に引き続き、馬革のしなやかさが光るレザーエプロンと巾着ポーチも登場いたします。
素足で履くアンクルバックタイプは6月下旬から7月頃までのお渡しを、ダブルモンクやバックストラップ等、ソックスと合わせても履いていただけるタイプは8月中旬〜下旬頃のお渡しを目指して製作いたします。モンクストラップやレースアップの短靴、Tストラップシューズなどは8月下旬〜9月頃のお渡し予定です。
本会に合わせて、夏の足下を引き立てるsamuloによる1点もののアンクレットも登場致します。 併せてご覧頂けましたら幸いです。
2023/4/7 21:00
MITTAN “なお着続ける服” 2023年4月15日[土]– 4月23日[日]|11:00 – 19:00|18日[火]休み
ブランド設立以来、定番品を継続的に生産する姿勢と、経年後の表情を見据えた素材選び、そして自社製品の修繕や染め直しなどを通し、愛着とともに長く着続けられる衣服のあり方を追求する、三谷武氏によるMITTANの製品を展示販売致します。
今回は、涼感とシルエットの美しさを両立させた当店別注の大麻パンツ2のほか、豊富な色展開を揃えた従来型の大麻パンツなど、軽やかなボトムスを数多くご用意しております。他にも、竹素材の半袖シャツや大麻プルオーバー、カディワイドシャツなど、夏を快適に過ごすための様々な品が登場致します。 皆様に袖を通して頂けましたら幸いです。
*MITTANの製品は弊店オンラインストアでもご紹介しております。https://mendicus.com/
2023/3/25 18:00
“tribe” 西・中央アジアの遊牧民による敷物と袋物 2023年4月1日 [土] – 4月10日 [月]|11:00 – 19:00|4日[火]休み
絨毯を軸とした、風土が織りなす染織文化の魅力を伝える“tribe”の榊龍昭氏が収集する、敷物と袋物の展覧会を開催いたします。 今回はトルクメン、バルーチ、タイマニといった西・中央アジアの遊牧民による生活の道具としての様々なラグをはじめ、バーリシト(運搬や収納、クッションを兼ねた長方形の袋)や、サドルバッグ(鞍掛け袋)などの袋物やその表皮が多く登場いたします。 その文様の魅力、そして豊かな艶と手触りを、是非お確かめ下さい。
tribe 榊龍昭さんの在廊予定日は、下記よりご確認頂けます。 Instagram|@tribesakaki36
2023/3/9 23:00
Shiori Mukai Textile ”Block Mon Yoh”
2023年3月18日[土] – 3月27日[月]|11:00 – 19:00|会期中無休
インド北西部のカッチ地方に伝わる「アジュラック」と呼ばれる木版捺染の技術を独自に発展させた染め布づくりに励む、向井詩織氏の個展を開催します。 美大在学中から卒業後にかけて現地に通い続け、職人達に混ざって技術を吸収していった彼女は、数年前にはSufiyan Ismail Khatri氏と正式に契約を交わし、工房初の外国人ブロックプリンターとしてその活動を本格化させています。 向井氏の制作の特徴ともいえる、染料の「擦れ」や「滲み」を表現の手段として積極的に取り入れていく一貫した姿勢と、幾何学模様の大胆な「ほぐし」は、従来のアジュラックづくりの価値観から大きく逸脱するものとして当初は理解が得られにくかったといいます。しかし近頃は徐々に工房のデザインにもその手法が採り入れられるなど、周囲に影響を与える存在になりつつあります。 およそ3年ぶりとなる今回は、昨年のカッチ滞在時に新たに挑戦した板締めや絞り染めの作品も発表いたします。 しなやかな躍動感と、柔らかな文様のゆらぎに触れて頂けましたら幸いです。
向井詩織氏 在廊予定 3月18日,19日