須田二郎展「木の器 」
2019年11月13日[水] – 2019年11月22日[金]|11:00 – 19:00|19日火曜休
*器とカトラリーが一旦完売しました。
18日夕方までに器と木ベラが少量入荷する予定です。
須田二郎さんに、愛読書について尋ねる機会がありました。
後日、撮影用の器と共に送られてきたのは、勝負師の心得的な一冊。
さっそく読み進めると、ある一節に目が留まりました。
「自然から何かを取りだすように」。
須田さんの器作りの本質を言い表すかの様な言葉に、深く頷きました。
宅地造成の為に伐採された木や、森から間引かれた木など、
都度、手に入った木の中に潜んだ形を探りあて、「取りだす」。
水気を含んだままの生木が、削られて乾燥するにつれ歪んでいく、
その自然な働きに抗わず、木が動こうとする姿に委ねる。
熟練の産婆のような須田さんの仕事を、ご覧頂けましたら幸いです。
須田二郎さん 在廊予定日 13日,16日,17日
須田二郎展「木の器 」*器とカトラリーが一旦完売しました。
2019/10/31 17:00
台風19号の影響に伴う臨時休業等のお知らせ
2019/10/11 13:00
台風19号の影響を考慮し、12日の営業は取り止めとし、13日は13時より営業することに致します。ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。
Sufiyan Ismail Khatri + MITTAN “Keep it Today”
2019/10/3 17:00
Sufiyan Ismail Khatri + MITTAN “Keep it Today”
2019年10月12日[土] 13日[日]– 2019年10月27日[日]|11:00 – 19:00 *13日のみ13:00 – 19:00|15日,22日[火]休
*台風19号の影響を考慮し、12日の営業は取り止めとし、13日13時より営業することに致します。ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解下さいますようお願い申し上げます。
17世紀にインド北西部、グジャラート州のカッチに渡った染色の職人家系である“Khatri”は、藍や茜、柘榴やウコンといった天然染料を用いた木版プリントの染め布作りに代々携わってきました。
一時は干ばつによる河川の枯渇と植物への影響、そして化学染料の普及から完全に途絶えた伝統的な染めは、Siddique Mohanmmad Khatri氏やDr. Ismail氏らの尽力により復興されました。
此の度、新世代を代表する作り手のSufiyan Ismail Khatri氏による、現代アジュラックの展覧会をOUTBOUNDにて開催致します。
併せて、この夏にカッチを訪問し、Sufiyan氏と邂逅を果たした三谷武氏によるMITTANの衣服も数多く並びます。特別企画として、Sufiyan氏によるアジュラックをMITTANが仕立てた羽織も登場します。
共に日々研鑽し、今日を重ねる同世代の二人の作り手の響き合いを、是非ご覧下さい。
Sufiyan Ismail Khatri氏 在廊予定日 10/13
三谷武氏 在廊予定日 10/13,14
*台風19号の影響を考慮し、お二人の12日の在廊は取り止めと致しますことご了承ください。店は通常通り営業する予定です。
企画協力|CALICO:the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS
ラジオエルメス|“ヴェロニク・ニシャニアンのABC-book”
2019/9/25 22:00
エルメスが発信する一ヶ月限定のインターネットラジオ「ラジオエルメス」に、Roundabout/OUTBOUND 店主 小林が出演します。
以下のリンク先より、パソコンやスマートフォンにてお聴き頂けます。
https://www.radio-hermes.com
“ヴェロニク・ニシャニアンのABC-book” Q 雑貨のあとさき
#01 山田遊 x 小林和人
放送日 9/26(木) 16:00-17:00
以下、ラジオエルメスのHPより転載
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「雑貨」とは何なのだろうか?
日常生活に欠かせない道具、職人が作った工芸品、時にはガラクタ、そしてアート作品まで。
雑貨に魅了され続けるフリーランスのバイヤーとして世界を飛び回る山田遊さんと「Roundabout/OUTBOUND」店主の小林和人さんが、それぞれの視点から見た“モノ”の側面と大切にしたい“モノ”について語り合います。
SHARERESERVE
“ヴェロニク・ニシャニアンのABC-book”は、エルメスのメンズ部門のアーティスティック・ディレクターであるヴェロニク・ニシャニアンが、アルファベットの A to Zから連想する言葉をキーワードに制作した番組のシリーズ。
A=「Architecture/建築」、C=「Couleur/色」、I=「Innovation/イノベーション」など…。
それぞれの分野のエキスパートとともに、それぞれの言葉をもとに広がる世界を巡ります。
山田遊 バイヤー / 監修者
南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、methodを立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。店づくりを中心に、モノにまつわる様々な仕事を行っている。著書に「デザインとセンスで売れる ショップ成功のメソッド」がある。
小林和人 「Roundabout」「OUTBOUND」店主
代々木上原の生活用品店 Roundabout(ラウンダバウト)と吉祥寺のOUTBOUND(アウトバウンド)の店主。創業は1999年。スタイリングや執筆も手掛ける。近況はinstagram @kazutokobayashi にて発信。
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ラジオエルメス インターネットラジオ
2019年9月1日(日)~9月29日(日)
https://www.radio-hermes.com
福井 守 作品展
2019/9/21 13:00
福井 守 作品展
2019年9月28日[土] – 10月7日[月] |11:00 – 19:00|10月1日[火]休み
篠山の山野を巡って拾い集めた、或いは人の縁を伝って辿り着いた、様々な樹木を素材とした制作に取り組む、福井守さんの展覧会を開催致します。
偶発的に出会った個々の素材から立ち昇る感覚に耳を澄まし、作る意味と意義を問い直す中で生まれた今回の作品を、是非ご覧ください。
会期中は、福井さんの伴侶である秋田友香さんによるpssst,sir(プスサァ)の衣服も併せて展示販売致します。
福井守さん 在廊予定日 9月28日
福井守さん ウェブサイト http://www.mamorufukui.com
pssst,sir ウェブサイト http://www.pssst-sir.com
第二回「装身具」展
2019/9/8 10:00
『殴り合いの文化史 』(左右社)刊行記念対談 「思索の射程、知の体幹」樫永真佐夫(文化人類学者)× 佐伯誠(文筆家)
2019/9/6 09:00
『殴り合いの文化史 』(左右社)刊行記念対談
「思索の射程、知の体幹」樫永真佐夫(文化人類学者)× 佐伯誠(文筆家)
ベトナムの黒タイの村落における文化人類学的な研究に携わる国立民族学博物館の教授であり、現役のボクサーでもある樫永真佐夫さんが、今年の春に『殴り合いの文化史 』を上梓されました。
古代より人々が熱狂し、或いは忌避してきた「拳で殴り合うこと」。本能と理性、習わし、気晴らし、名誉と不名誉、象徴性、物語性、未来への展望、といった様々な角度からこの根源的とも言える主題に向き合う同書からは、まるで絡み合う思考の枝葉がひとつの堅固な巨樹を形成するかの様な印象を受けます。
この度、姉妹店である代々木上原のラウンダバウトにて、この一冊を巡るトークイベントを開催致します。対談相手は、文筆家の佐伯誠さん。偶然にも、佐伯さんがかつて後援会に所属していたボクシングジムに、樫永さんが以前所属していたというご縁も不思議です。お二人による熱を帯びた対談を、是非ご観戦下さい。
場所:Roundabout / ラウンダバウト東京都渋谷区上原3-7-12 地下1階 03-6407-8892
日時:2019年9月12日[木]20:00-22:00(19:30開場 /12:00から20:00まで通常営業)
定員:30名 参加費:1500円
お申し込みはこちら
「用の図と地」Ⅶ 熊谷幸治|冨沢恭子|渡辺遼 三人展
2019/8/20 10:00
「用の図と地」Ⅶ 熊谷幸治|冨沢恭子|渡辺遼 三人展
2019年8月31日 [土] – 9月9日[月]| 11:00 – 19:00|9月3日[火] 休
物は、定められた用途の有無に関わらず、人の営みの物理的な領域において「道具」として機能し、情緒的な領域において「標具」として作用します。
一つの物は、「機能」をもたらす性質と「作用」を惹き起こす性質を二重に帯び、人の関わり方次第で主従逆転し得ると考えます。それはまるで、一枚の画布に描かれた「図」と、背景である「地」が、見る者の焦点の当て方によって反転するかの様です。
軽やかに二相を行き来する三名の作り手の仕事を、御覧頂けましたら幸いです。
熊谷幸治氏, 冨沢恭子氏, 渡辺遼氏 在廊日|8月31日
「ヨーガンレール / ババグーリ 手織りのショールとメンズウェア」展
2019/7/30 15:00
「暮らしの装い」展 @ 高知 ギャラリーM2
2019/7/28 00:00
「暮らしの装い」展 @ 高知 ギャラリーM2 2019年8月17日[土]-8月25日[日]
今年で20周年を迎えたRoundaboutと、12年目に差し掛かったOUTBOUND。2つの場所の要素を凝縮した出張展を、31年目を迎えたGallery M2にて開催致します。様々な生活道具、衣類、余白を照らす造形物を揃えて、暮らしの装いを提案致します。皆様のお越しをお待ちしております。
ギャラリーエム・ツウ 高知市はりまや町2-8-12 tel.088-885-4689
11:00-19:00 (最終日17:00まで) 水曜定休
http://www.gallery-m2.jp/info.html
関連イベント
森岡書店店主の森岡督行×Roundabout・OUTBOUND店主の小林和人によるトークイベント
『高知 蔦屋書店で選ぶ、ハヤシモリの「暮らし」が見えるブックガイド2019』
https://store.tsite.jp/kochi/event/shop/8123-1610160708.html
2019年8月18日[日] 19:00-20:00
高知 蔦屋書店 2階 イベントスペース
参加費 1,000円 定員 45名 お申込み kochi-t@kochi-tsutaya.com
高知 蔦屋書店 高知県高知市南御座6-10 088-882-5544
『夜の木』第8刷発売記念 大判シルクスクリーン作品展
2019/7/11 13:00
『夜の木』第8刷発売記念 大判シルクスクリーン作品展
2019年7月24日[水] – 8月5日[月] | 11:00 – 19:00 | 30日[火] 休
絵本『夜の木』の第8刷の発売を記念し、大判シルクスクリーン作品展を開催致します。
『夜の木』は、南インドのチェンナイにある出版社Tara Booksより刊行され、2008年のボローニャ・ブックフェアでラガッツィ賞(ニューホライズン部門)を受賞したゴンド民族出身の3人の画家による絵本 “The Night Life of Trees” の日本語版として、2012年7月17日にタムラ堂より出版されました。
原書同様、チェンナイの工房にて、綿やジュートを原料とした 手漉きの紙にシルクスクリーン印刷され、一点づつ職人の手によって製本されています。製版以降のほぼ全ての行程が手仕事によってなされている工芸品の様な 絵本とも言えます。
会期中は『夜の木』と『世界のはじまり』の大判のシルクスクリーン作品を展示販売致します。古材を用いた額はMOBLEY WORKSの鰤岡力也さんが製作致しました。
皆様のご来場をお待ちしております。
『夜の木』第8刷 7月10日入荷
シャーム/バーイー/ウルヴェーティ 青木恵都 訳
35cm×23cm上製 40p 定価 3,200+税 発行 タムラ堂
タムラ堂 http://www.tamura-do.com/
Tara Books http://www.tarabooks.com/
原書の制作風景 http://www.youtube.com/watch?v=om6i3enGZ8c
『Tara Booksのハンドメイドブックプロジェクトを語る』C.アルムガム×小林和人
2019/7/10 17:00
日時:7月15日(月/祝)11:30 – 12:45 (受付開始11:15)
登壇者:
C.アルムガム(Tara Books 制作部門責任者/ AMMスクリーンズ代表)
小林和人(Roundabout/ outbound)
モデレーター:
齋藤名穂(建築家/ デザイナー)
入場料: 1,000円 ※チケット予約制
ご予約はこちらより:http://ptix.at/IpMJ0f (※外部サイトに切り替わります)
※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。
登壇者プロフィール:
C.アルムガム C. Arumugam
Tara Booksの制作部門の責任者/ 印刷・製本工房AMMスクリーンズ代表。南インド、カラペットの農家に生まれ、チェンナイの学校で音楽や演劇、政治を学ぶ。劇場で働いた後、友人たちと立ち上げた印刷工房への名刺印刷の依頼をきっかけに、ギータ・ウォルフ氏と知り合う。タラブックスの最初のハンドメイド絵本『はらぺこライオン』(1995年)からシルクスクリーン印刷を担当。それを機にタラブックスの印刷製本工房、AMMスクリーンズを設立。タラブックスの出版物すべての製作を指揮している。3人で始まった工房も、現在は26人の大所帯。この人の力なくしてタラブックスのハンドメイド絵本は成り立たないというくらい重要な存在。通称「ミスターA」。
小林 和人 Kazuto Kobayashi
代々木上原にて代国内外の生活用品を扱う店Roundabout(ラウンダバウト)を、吉祥寺にて物がもたらす作用に着目する場所OUTBOUND(アウトバウンド)を展開。Tara Booksの『The Night Life of Trees』の日本語版である『夜の木』(タムラ堂)が出版された2012年より、同店にて大判シルクスクリーン展を毎年開催している。新聞や雑誌等での執筆や、京都の町家ホテル「四季十楽」の家具選定をはじめとしたスタイリング業務も手掛ける。著書に『あたらしい日用品』(マイナビ)、『「生活工芸」の時代』(共著、新潮社)がある。instagram: @kazutokobayashi
モデレーター プロフィール:
齋藤名穂 Nao Saito
建築家/ デザイナー。UNI DESIGN主宰。「建築空間を、五感や個人の空間の記憶を頼りにデザインする」をテーマに、美術館の展覧会デザインから住宅設計や公共空間の家具のデザインなど幅広く活動。最近の主な仕事に「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」展、「世界を変える美しい絵本 インド・タラブックスの挑戦」展の会場デザイン(Eurekaと共同設計)や庭園美術館のウェルカムルームのための「さわる小さな庭園美術館」など。タラブックス刊『TRAVELS THROUGH SOUTH INDIAN KITCHENS』(日本語版:ブルーシープ刊『南インド キッチンの旅』)著者。
CALICO & MAKU 東西インドの織りと染めを巡る旅
16:00
CALICO & MAKU 東西インドの織りと染めを巡る旅
2019年7月13日[土] – 7月22日[月]|11:00 – 19:00|16日[火]休み
*案内状の葉書の会期最終日の記載が7月22日[金]となっておりましたが、正しくは22日[月]です。お詫びと共に訂正いたします。
インド各地の伝統技術を研究し、現代の感性に訴える新しい文化として提示する、小林史恵氏によるCALICO : the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS の衣服や生活の布、そして、彼女が協働するSantanu Das氏によるMAKUの装いの品の展示販売の会を行います。
会期中は、写真家の在本彌生氏による、現地での生産現場や人々の日常を切り取った写真を展示致します。
ベンガルの人々によって伝えられる手紡ぎ、手織りの布やジャムダニ織の布。グジャラートの染め職人達が古きに倣い、新たに手掛ける自然染の布。手が生み出す布の揺らぎを是非お確かめください。
CALICO 小林史恵氏 在廊予定日|13,14日
写真|在本彌生
MITTAN + mills 初夏の身支度
2019/6/16 12:00
MITTAN + mills 初夏の身支度
2019年6月22日[土] – 2019年7月8日[月]|11:00 – 19:00|6月25日,7月2日[火]休
木綿、大麻、絹、竹、といった天然繊維の素材感を活かし、様々な地域の伝統的な装束に込められた工夫を現代の衣服に落とし込む、三谷武さんによるMITTAN。国内外の産地に伝わる染織技術を軸に、職人と協働し布製品を展開する、髙木千代さんによるmills。
手仕事の歴史への敬意で繋がる、両者の製品の展示販売会を開催致します。
本展の特別企画として、インド北東部ビハール州で手織りされたマトカシルクをバグルー村にてブロックプリントを施したmillsオリジナル生地を、MITTANのパターンにて仕立てたコラボレーションの羽織が登場する予定です。
清涼感溢れるそれぞれの定番と新作と共に、皆様に袖を通して頂けましたら幸いです。
三谷武さん 在廊予定日 6/22,23
髙木千代さん 在廊予定日 6/22,23,29,30
同時期開催企画【H.P.E.製品の販売】6月22日[土]より
昨年、惜しまれつつその活動を終了し、ラオスより帰国した谷由起子さんによるH.P.E.製品を販売致します。豆敷、ショルダーバッグ、黒の木綿生地、大判タオル、葛の巾着など、売り切れ次第終了予定です。
辻野剛 + fresco 展覧会
2019/5/25 08:00
2019年6月1日[土] – 6月10日[月] |11:00 – 19:00|4日[火] 休み
大阪府和泉市を拠点に活動する、ガラス作家の辻野剛さんと、彼が主宰する吹きガラス工房「fresco」の展覧会を開催致します。
3年ぶりとなる今回は、新たにfrescoの製品となった“olive stained”のシリーズをはじめ、辻野さん個人の新作“silver dust”、そして工房の定番のプロダクトも数多く登場致します。
会期中は、フラワースタイリストの平井かずみさんが、辻野さんの作る花器にあわせた花を設える予定です。皆様にご覧頂けましたら幸いです。
辻野剛さん在廊予定 : 6月1日, 2日 夕刻まで